余白が狭すぎる

ミックスジュース系オタクの独言

私の愛するジュブナイル〜みんな読みやがれ〜

昔から読書が好きな子供だった。保育園児の頃は園にある絵本を片っ端から読み続け、迎えに来てくれた祖母を待たせてまで読書に没頭していたものだ。今思うととんでもないガキだな。

それによる目の使いすぎで視力は低下し、本を読むなと怒られることも多かった。文字はなんでも読んだ、いわゆる活字中毒だった。今でもそれは変わらないし、何かしら読んでいると落ち着くのは気のせいではない、とおもう。

そして小学校に上がって、初めて文庫本を手にした。児童文庫、私を魅了してやまない物語の数々。沢山のことを教えてくれた、わたしのかけがえない先生。もういくらでも褒め言葉を並べられるな。友達も知識も思慮も本で増やすことが出来た。まじで。読書きっかけで仲良くなった友達とは今でも一日に何度もLINEしてる。

今日はその1部について散文でも。割と有名なものが多いです。宝箱を披露するような気分で行きまっせ。

※シリーズ名とか正確ではない。

 

 

1、摩訶不思議ネコムスビシリーズ

(池田美代子作、青い鳥文庫)

児童向けファンタジーと言えば池田美代子、妖怪ナビルナは世代が合えば聞いたことがある人多いんじゃ?私はムスビ派ですけど。

忘れもしない、この本が初めて手に取った児童文庫だった。それから青い鳥文庫は私の神になったんだわ。青い鳥文庫に出会ってから読書量は倍増し、図書館で一気に30冊近く借りてほくほく〜ってなことを週末に繰り返す生活の始まりであった。

普通の小学生いつみが喋るおとぼけ猫ムスビと出会うことで始まる物語。元気なアイドル系莉々、おしとやか美少女玉ちゃんの女子3人組がキュートフル。

1〜4巻までは単発のストーリーで、どこかジブリに通ずるような雰囲気を持った王道ファンタジー。ノスタルジックさも含んでて、今読むと懐かしっっ!兎にも角にも初期はバランス最高のストーリー展開だったな、感動あり笑いありドキドキありで。あと半猫化する。萌えない???挿絵がマジで好み。なんか色々歪んだわそこで。元ネタが神話に絡んだりしてて、地味ーーにファンタジー知識が増える。かもね。

5巻から先は池田先生お得意の超重シリアス路線に突入し、物語は2転3転、ドキドキしっぱなしの展開であった。最終巻読んだあとはなんかショックがデカすぎて初期の話に癒しを求めたのだった。

 

2、らくだい魔女シリーズ

(成田サトコ作、ポプラポケット文庫)

ドジ魔女フウカと幼なじみのチトセ、カリンの三つ巴を中心とした物語としてはまあ王道マジカル系。女子小学生みんな好き(主語を大きくするな)。絵も可愛いしね。

フウカとチトセの…萌え死ぬから読んでほしい。幼なじみノマカプ好きな人、全員読んで。チトフウおすすめ巻はまずらくだい魔女と冥界のゆびわ。これのチトフウに感化されすぎて小説書いた。当時のわたし漲りすぎやん。んでデート大作戦ね!チトフウのデート回ね!これは、正直泣いた。突っ走りがちな主人公と、いつもそばで見ていてくれる幼なじみって…やっぱり王道が至高なんだな。

 

3、夢水清志郎シリーズ(第1シーズン)

(はやみねかおる作、青い鳥文庫)

ジュブナイルミステリーの金字塔。子供から大人まで楽しめるまさに和製シャーロック・ホームズでは?

奇人変人の夢水清志郎教授を探偵役に、3つ子の亜衣真衣美衣や同級生のレーチが様々な事件に遭遇しちゃいます。

はやみね先生の作品このあと二つくらい出すけど、まず世界観が好き。いろんな作品がお互いの世界に影響を及ぼしあってるの、性癖なんだけど多分これが元。クロスオーバー豪華すぎて目回すわ。

個性派(非常識?)すぎる探偵、好きでしかないでしょ。脇を固める人達もキャラ立ちしすぎだし。はやみね先生は天才ってこれテストに出ますからね?(???)

機巧館のかぞえ唄とか、小学生初見で理解出来ないだろ。ってな感じで大人でも読み応え抜群だし、はやみね先生の生み出すキャラはオタクみんな好きそう。物語も単純明快というか、ほんのりダークさを孕んでるような!赤い夢、見たくない?読もうよ。

 

4、怪盗レッドシリーズ

(秋木真作、角川つばさ文庫)

正反対に見えて実は似たもの同士のバディもの、最の高って12345回くらい言ったよね!!???最高じゃん!!??(12346回目)

運動神経抜群突っ走るタイプの実行担当のアスカちゃんと頭脳明晰クールタイプのナビ担当のケイくん、2人で1人の快盗なんですよ…い…良い。

2人とも快盗やってる時ノリノリで可愛いでしかない。日常パートも可愛い。今んとこ恋愛に発展してないの可愛い。巻を追うにつれお互いのこと理解してって、考え読めるようになってるの可愛い。

探偵ポジに白里響くんっていう激名キャラがいるのでそこにも注目していただきたいですね。

 

5、パスワードシリーズ

(松原秀行作、青い鳥文庫)

ジュブナイルミステリー二大巨頭、1つは夢水清志郎シリーズでもう1つはこれだと思ってる。

ネット上で知り合った同い年の子供らとミステリアスな団長で形成される探偵団がパズルと事件を解いていく物語。

夢水シリーズとは別ベクトルの推理もので、作中に散りばめられる推理パズルは小学生でも頑張れば解けるものが多くて読みやすかった記憶。

パソコンのチャットで仲間とパズル出し合うって当時めちゃくちゃ憧れたな〜。鳥遊の読み方この本で知った。あとQ.E.D.もハマった当時使いたくて仕方なかったわ。そんな場面ないけど。

アスカとたまみちゃんのカプが性癖。というか探偵団内の恋愛模様が微笑ましくていいね。なんか児童小説って内容関係なく読むと癒されるんだよね。

色々なところを舞台に旅したりとエンタメ色が強いのも読んでて楽しいし、胃もたれしない感じ。

 

6、若おかみは小学生!シリーズ

(令丈ヒロ子作、青い鳥文庫)

当時青い鳥文庫のトップを走ってたのはこのシリーズと黒魔女さんだったんじゃないかな。世代同じ人はこのふたつは少なくとも知ってそう。

温泉旅館を舞台にした少女の成長物語、癒しの予感しかしないね???幽霊とかも出てきて(?)ほっこり要素しかありませんぞ。あの、全ての要素がほっこりだから冬とかにこたつに篭もって読むべき。てか小説はこたつに篭もって読むのが1番好き。

とにかく花の湯温泉に住みたいよね。いい感じの田舎の温泉地って感じがよく出てる。みんなのんびり時を過ごしてる感じがして、いや別に都会に疲れてたりしてるわけじゃないですけど。

明るくて素朴な感じの主人公おっこのライバル(ライバル旅館の娘で同級生)フリフリリボン強気ガールの秋野真月ちゃんがとにかく可愛いの。ツンデレで、ツンデレで、ツンデレ(大切な事なので3回言いましたテンプレ)。照れると耳たぶ赤くなるって何!!!????なにごと?

アニメ映画も公開されてるみたいだね。見に行きたいな。

 

7、怪盗クイーンシリーズ

(はやみねかおる作、青い鳥文庫)

バディもの好き!!!(12347回目)気まぐれいつもおふざけ半分だが実は稀代の切れ者大怪盗と常識人振り回され型人間兵器の相棒のバディものはこちらですよ。素晴らでしかないでしょう。

あのまず、この2人の出逢いのシーンからしんどいから読んで欲しい。とにかく読んでほしい。活劇!冒険!もうハチャメチャ!のなんでもあり小説です。サイコーにエンターテインメント。

クイーンと夢水の絡みがもうほんと好き。探偵と怪盗がエピローグでお好み焼き一緒に食べてるんだよ?めちゃ仲いいよ?みんな好きでしょ。これは探偵が夢水だから、怪盗がクイーンだから成立する話で。つまりはやみね先生は天才。

 

8、テレパシー少女蘭シリーズ

(あさのあつこ作、青い鳥文庫)

わたしにとってあさの作品と言ったらこれですよ。至って普通女の子で明るく元気な蘭、関西弁がめつくひねくれてるが優しいとこもある美少女翠、無口口下手奥手だが頭の良くて優しい蘭の彼氏留衣の3人組を中心とした超能力系。ホー…面白そうじゃん…(実際面白いです)

児童小説とかラノベとかってキャラクターの造形に力がすごく入ってて、展開のない日常部分とかも面白おかしく書かれてるのが多い(私日常会話がユーモアに溢れてるのめちゃ好きです、ハリポタとか)。子供が読みやすい、入り込みやすいからだと思うけど大人になってもそれは変わらないよね。わたしはキャラクター設定に力が入ってる物語がすごく好きなのでもう児童という年じゃなくなっても児童小説はドンピシャなんだ。

やっぱりあさの先生流石というか、人と人の関係性の作り方がすごい魅力的。どのキャラとどのキャラの組み合わせでも面白く読めるから、実質全ての会話文が面白いんだよね。

元気で癒し系(?)の蘭と口下手がすぎる留衣のカプは私的にすごい秀逸だと思う。秀逸と表現するような雰囲気でもないが。

 

9、ナニワのMANZAIプリンセス

(荒井寛子作、ノベルズエクスプレス)

唯一の1巻完結もの。売れない漫才師の両親に反発し祖母の家に駆け込んだハナがそこから通うことになった学校で出会ったのは漫才好きの少年、林田。彼と親しくなるうちに人を笑顔にすることの楽しさに目覚めていく、王道ボーイ・ミーツ・ガール。

展開がスピーディーで読みやすい。文章上での漫才の表現はムズイかなと思ったけど割とオモロだった。そこのパートお気に入り。

やっぱり私は少女漫画でのボーイ・ミーツ・ガールより、少年漫画でのボーイ・ミーツ・ガールより、児童小説でのボーイ・ミーツ・ガールが一番好きだと思った(ボーイ・ミーツ・ガールのゲシュタルト崩壊)。

そんな直接的なテーマでもないけど、この物語からはいろんな形の愛をひしひしと感じる。不思議だな。

 

10、都会のトム&ソーヤシリーズ

(はやみねかおる作、YA!ENTERTAINMENT)

バディもの、良いなぁ…(12348回目)一見平々凡々な中学生だがドラえもん(創也談)の内人と頭脳明晰容姿端麗お金持ちだが猪突猛進大バカ野郎(内人談)の創也が究極のリアルロールプレイングゲームを作るために冒険する青春物語。これは神の読み物か?はやみね先生は天才。

サバイバル、アクション、推理、危険を孕む赤い夢、なんでもござれまさに究極の冒険小説。それに加えて顔を並べる個性派キャラクター陣の魅力は語りきれない。

わたしはこの本に出会うまでは女と女か男と女のバディものがすきで男と男はうーーん、って感じだったんですけど、これで人生変わった(語るな)。

まず会話文がおもろすぎてもう世界に入り込むのが秒。内人と創也、ホームズとワトスンに並ぶ名コンビだわ。系統は違うけど。

ユーモア溢れすぎで困っちゃいますよ。クスリとする準備、出来てますか?Are you ready?(読者が読む前提で話すな)

 

 

さてさて、お楽しみ頂けたでしょうか?大人になってもワクワクドキドキできるもの、心地のいい郷愁を感じれるもの、色々あるからぜひ書店の児童書コーナー覗いて見てくださいね。

オワリ。